−お知らせ−

遠藤周作の新刊 『人生の踏絵』 遠藤周作著

新潮社 2017年1月刊 定価1400円+税

 遠藤周作の名高い講演が初めて活字化されました。「人生にも踏絵があるのだから――『沈黙』が出来るまで」、「文学と宗教の谷間から」「弱虫と強虫が出合うところ――『沈黙』から『侍』へ」などを収録。

 

遠藤周作の新刊  『 ウスバかげろう日記 狐狸庵ぶらぶら節』

河出文庫 2月7日刊行定価800円+税

 年齢(とし)なんかに負けないぞ!五十代半ばにしてダンス、英会話に励み、劇団「樹座」の座長を務め、ぶらり旅を楽しみ、悪戯に精を出し……。遊びを極めた狐狸庵先生の抱腹絶倒の日々!「面白可笑しくこの世を渡る」「七十にしてカラむ元気」「猿が庵にやってきた」等九十七篇を収録。時代を超えた達人的生き方!                  解説=遠藤龍之介

 

遠藤文学関連図書 新刊 遠藤周作と『沈黙』を語る

 企画・遠藤周作文学館 長崎文献社 2017年1月刊 定価800円+税  昨年、長崎で開かれた「『沈黙』刊行50年記念国際シンポジウム」の全記 録です。遠藤龍之介「父・遠藤周作の思い出」、ヴァン・C・ゲッセル「『沈 黙』と『SILENCE』」、パネルディスカッション「遠藤周作とわたし、そ して長崎」が収録されています。

 

雑誌 「波」座談会・父を語る

 出席者 遠藤龍之介/阿川佐和子/矢代朝子/斎藤由香

 昨年12月18日に町田市民文学館で行われた座談会が、新潮社の月刊PR雑 誌「波」の2月号・3月号に、「文士の子ども被害者の会」のタイトルで掲 載されています。 「波」は定価100円、毎月25日発売、書店で販売あるいは無料配布されています。着実に入手するには定期購読がお薦めです。
新潮社ホームページから、 あるいは新潮社読者係まで電話で。

  03-3266-5111

 

朝日カルチャーセンター講座

 ◎遠藤周作と吉行淳之介 短編小説の手法を味わう@

   講 師 加藤宗哉

    日 時 3月10日(金)、24日(金) ともに13時〜15時

 二人の作家は小説手法から見れば両極ともいえる存在です。テーマと構築 で作品を書いた遠藤と、文章と感覚で小説を仕上げた吉行。本講座では二人 の晩年の短編から「無鹿」(遠藤)と「葛飾」(吉行)を取り上げ、そこに到達 した作家人生、そして小説の妙味・技を探ります。 (なお、同じ講師による関連講座として、◎元三田文学編集長が語るW文 章で表現する技術W全5回―4月10日(月)、24日(月)、5月8日(月)、 6月12日(月)、26日(月)の18時半から20時半まで―があります)

  会 場 朝日カルチャーセンター新宿

    新宿区西新宿2の6の1新宿住友ビル4階

  問合せ/申込み先  03-3344-1945

  ※ お電話いただければ、詳細ご説明の上、払い込み用紙をお送りいたします。

 

訃報■

 第三の新人の一人であり、遠藤周作ともきわめて親しかった作 家・三浦朱門さんが去る2月3日、91歳で亡くなりました。元文化庁長官、 99年に文化功労者。妻は作家の曽野綾子さん。ご冥福をお祈りいたします。